プロジェクタ…それは夢の装置…。

えと、スピーカーがまた壊れました。連絡したら書記不良っつうことで、今度はメーカーで確認済みのものを送ってくれるそうです。

まあ、初期不良に関しては、半導体の歩留まり*1を鑑みるに、そう云うものだと思うので特に無し。寧ろ2回目でメーカーチェックが入ることを有難く思うべきだろう。だったら最初からチェックしてろよ、って云うのも無し。そんなことをしてたら値段に響いてきちゃうから。ある程度の品質のものをある程度の値段で手に入れられてその他うにゃうにゃすると、まあ、たまに初期不良品で迷惑こうむるのも我慢しようよ、つう現状に落ち着く。

さりとて、初期不良率の高さに腹を立てるひと(年配の方に多い)を非難するのもちょと違うと思う。初期不良品をパカパカ交換して良品を手に入れましょうね、つう精密機器の慣習つうのはあくまでローカルルールなのだから。確かに知識を要するような製品も多くあるだろうけど、知らんひとも買ってくれるからこそ多売で値段も落ちてるわけだし。知らんやつは買うなってのもちょと云いすぎ。

そんなわけで、初期不良率にブーたれるようなひととの緩衝のために、近所の電気やのおっちゃんがゐてるわけなのだ。電気屋のおっちゃんが商品を納める前に手前でチェック入れておくなりして、ローカルルールを意識させない買い物ができるわけだ。

そんな世の中の道理なんだけど、不景気とかデフレもあってか、みんな量販店とかネット通販で安く買う方向に進んでたりするんですよね。そんでもって、初期不良とか起こると「こんなものつかませるなんてとんでもない!」とか文句云ったりして(大抵、その向き先はメーカ)。流石にそれは身勝手なんじゃないかな、と思うわけだ。うん。

どうも、最近はサービスがよくなりすぎて、サービスを受けるのが当たり前になってしまった風潮がありますよね。サービスつうのは対価を払って受けるものと云う感覚が希薄になってしまったと云うか。なーんかみんな、安く安くモノを手に入れようとするのに慣れすぎて、なんか失ったものが多くあるような気がしたりしたり。


ちょと話は変わるけど、最近のデフレっぷりが相当恐ろしいよね。100えんでこんなものまで買えるのか!ってびっくりするくらい。つーても、そう云う値段って企業努力つうよりは、販売員がめっちゃサービス残業しまくった結果のものであったりしたりしてね。小売の業界の労働でいい話って殆ど聞かないし…。そんなことを思うと無闇に安いモノって何か恐ろしくて買いづらい今日この頃。

すっかり社会が歪んでて怖いねー。

*1:生産数に対する良品の割合。忘れたけど、数%入ったらスゴイとか云ってるレベルだっけ?