危険への想像力を働かせること

最近はバイトなんかが職務中の悪ふざけをSNSで公開したのが広まって制裁を受ける事件が多発しておりますけれども。たいてい「SNSに載せた場合に何が起こるのか、想像が至っていないのが未熟」と云う言葉が添えられ、まあ実際そのとおりだなーと思うことしきり。その想像を働かせるのを延長して、身に降りかかる事故への想像を働かせてみませんか?と云う話。
駅のホームとかで電車が来ててもお構いなしに端っこスレスレを歩いているひととか沢山いるよね。あれ、ちょっとよろけたら電車に接触して簡単に死んじゃったりするけど、怖くないのかな。。。あんだけ人身事故が発生してダイヤ乱れでイライラしている毎日なのに、まさか人身事故が自分に降りかかってくるだなんて想像すらしてないんでしょうねぇ、あの冷蔵庫に入っちゃう子みたいに。まあ、事故起こすのは大抵酔っ払いだそうなので、そうでなければ平気なのかもしれないけど……いや、僕、素面で歩っててホームから落ちたことあるんですけど。。。

道を歩ってて信号待ちしている時、結構なひと、車道スレスレでボンヤリ待ってますよね。僕なんかは、あの猛スピードで迫ってくる車がちょみっとでもハンドルをこっちに切ったら簡単に死んじゃうとかそう云う状況に耐えられないんですけど。ちょっと想像してみれば、事故なんてのは「ちょうどクシャミをしたら手元が狂って」とか情けない原因で発生することが無いわけじゃないですか。そうしたら、手前に一歩間合いをとっておくだの、電柱の陰になるように位置してみるだの対策してみる気にもなるもんです。ちょっと50センチずれて、そのスタートの遅れが重大なハンデになるような急ぎ方してるわけでもなし、ノーリスク・ローリターンならリターン取るでしょ。

そんな感じで、日ごろからホームの端を歩かない、走行中の車からは十分距離をとるだのの簡単な心がけが習慣化すればしめたもので、そうすりゃ意識もせずにセーフティを確保するようになる。僕は酔っ払ってフラフラと残念な状態になることがひんぱんに発生しているわけなんだが、そんな意識が弱まっている時、最後に身を守ってくれるのが身体に染み付いた習慣なんだよね。がんばって獲得しようぜ!

みんな、事故で死んじゃうとかつまんねーことだけはくれぐれも止めてくれよな。