マジックナンバー' 7 'とソースの読みやすさ

ゲ製界隈ではちらほら見受けられる用語で「マジックナンバー」と云うのがある。これは人間が瞬時に記憶できるモノの個数が7前後である(正確には「チャンク」の個数)ので、メニューの項目数なんかは7つ位に留めておきましょう、みたいな話。

きっとプログラムのソースコードなんかにも応用できて、読みやすいソースコードに繋がる道だと思っている。即ち、変数の数は8つくらいが限度ですよ、とか。ネストが増えるとそれだけチャンクを消費していくから、せいぜい2重ループ、どうしてもなら3重ループくらいが限度ですね。とか。経験則からもチャンクが10を超えるようなソースを追っかけてると頭が痛くなってくると云う実感がある。私が気をつけなければいけないなーと考えているようなことは大体これで説明できるんじゃないかな。いかにチャンクを消費しないで済ますか、てね。この辺に留意していれば、相当にソースが読みやすくなると思うんだ。コーディング規約に書けないかなァ…「ソース中で消費するチャンクは10までとする」…無理だw

ていうか、保守性を云々って議論も大抵はチャンクの話だよな。OO(オブジェクト指向)とかはデータとか処理をまとめてチャンクを消費せずに多くの要素を扱おうって話だし、できるだけモジュールの独立性を高めよう、ってのも独立性が高いモジュールは使用してもチャンクを消費しないけど、独立性の低いモジュールは内部の動作とかも意識しなくちゃならなくなってチャンクをドカドカ消費しちゃうよなーって話だし。

みたいな切り口はどうだろう。もっと云えば、判りやすい日本語の文章、ってのもきっとコレですよな。