ゲームの課金について(via:http://game.g.hatena.ne.jp/Nao_u/20091112)

某牧場の炎上とかで最近ちょくちょく話題になってる有料アドオンの話について。乱暴にぶっちゃけると、家庭用ゲームソフトで「100えんで経験値を上昇できます」といったサービスを付与するとしばしば炎上する、と云う話。
上記リンクの2つ目の「115円でライフ+5」という表現を見ててようやく想起しましたが、アーケードの継続プレイとかまんまこのシステムですよね。コンティニューとかだとパワーアップが初期状態になってたりしてて、「ゲームレベルなりシーンを継続して、1クレジット分のプレイをしてもいい」というような体裁をとってることが多くあまり抵抗感が無いですが、「クレジット追加してスタートボタンを押すと体力が一定量増加する」とか「タイムが一定量回復する」とかモロなゲームも結構ありました。それでも今まで特に炎上することも無く、受け入れられてきたわけです*1。不思議ですね。

まあ何というか、1プレイ毎に料金を払ってゲームを遊ぶアーケードと、パッケージ購入時に対価を払ってゲーム全てを遊べるようになる*2コンシューマの違い辺りにカギがありそうですが。

あと、「アドオンによる追加要素(キャラコスチュームとか)があるならともかく」と、リソースの追加に関しては割りと寛容な辺りも面白いですね。ディスクに元々データはあって、フラグ解除のパッチだけダウンロード販売されているゲームも多いのに。。。いや、そういった事実を知らないだけか。

そんなわけで、ちょっとした目くらましの有無で憤ったりしているユーザを散見すると、なんだかなーという感じはします。が、元々ゲームって、本質は変わって無くてもテクスチャ*3の有無で面白かったりつまらなかったりするのが常ですので、テクスチャ1つでユーザが憤ったり満足したりするのも全然不思議では無いのでしょう。

本質は変えずに、汚く見えないようにしてユーザからお金をふんだくるのもメーカの仕事ってことなんですかね。

*1:日本では1クレジットクリアを美徳とする文化があるが、海外では鬼連コしてクリアを良しとする文化があるとか聞きます

*2:メディアが手元に残る、所有感も合間ってるのか

*3:ゲームの彩り。狭義ではグラフィック等から、広義にはゲームに付随する何らかの味付け