ちうか、「コンテンツを無料で公開して広告費で回収するビジネスモデル」のせいで「コンテンツはお金を出して買うもの」という意識の無いひとが結構いるようですねー。TVアニメはタダだと思ってるひととか。

人類は今、実態の無い情報だとかコンテンツだとかに対価を払う意識が身に付かないといけない時期に直面しているということなのかな。テープとかCDとかの時代はROMとかのメディアが十分に高価だったので、お金を出して品物を買う実感があった。それが、メディア代が安価になってしまった今、モノを買っている実感が追いついてないのかもしれない。

私なんかも、電車の定期を買うとき、古いpasmoと10まんえんを機械に突っ込んで待つと出て来るのがpasmoだけってのは割りとショックが大きかった。判っててもなー。

でもカタチの無いものに対価を払うというのはそう突飛な話じゃないハズなんですよね。レストランなんかに行って高々100円の卵を「オムレツ」とか出されると1000円とか普通に払うわけじゃないすか。アレって味付けのレシピなり技術料ちうカタチの無いものに金を払ってるわけでしょう。ハンコの押してある紙切れが「土地の権利書」とかいって数千万とかで取引されるのも全然へっちゃら。そもそも、信用を柱に紙切れを「紙幣」とかいって商取引してるわけだから…。