WispLispHeehaw

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丼さん製作のフリーソフトの横STG。2ヶ月くらい前に発表されて、そん時に遊ばせてもらって創作を妨害されたのを憶えてゐる。結局そんときはクリアできず。んがー。

百何十秒(180?)の時間を与えられ、ミスで−10秒のペナルティ…てな様相。攻撃は3ウェイショットとマンダラ。マンダラを発動すると、自機周辺の敵弾を吸収し、吸収量に応じて前方に強力なショットを発射する。要は○フレクト○ォースですね。ただし、反射ショット中は後ろに反作用があり、不用意に吸収しすぎると強い反作用で制動が利かなくなるデメリットがあるのがミソ。あと特殊なフィーチャーと云うか、敵は自機の移動から予測して「先読み弾」を撃ってきまつ。つまり、同じ方向に移動し続けてゐると被弾してしまうと云う。これが、経験のあるゲーマほど今までの経験が邪魔をして苦しむと云う愉快なやつです。まあ、そのうちに慣れてくるので、やっぱり人間の適応はすごいと云う結論。

ゲーム性もさることながら、そのサイケデリックな作風はなんと云うか。怪しいタイトル画像が今後の不安を掻き立てる。プレイしてみれば単調でけたたましいBGMがどんどんと精神を蝕み、時間制のシステムによりどんどん追い立てられ追い詰められてゆく進行がやばいトランス状態を呼び起こす。いや、ツボにはまると、すごい味があって最高でつ。ノリノリのBGMに、やたらなしゃにむを要求されるゲーム進行が気分を高揚させてくれます。

操作性は正直なところ、劣悪といいたいところだったりします。マンダラの挙動があやしかったり、なにより画面横端に張り付くと上下移動できなくなると云う謎仕様!*1。前述のマンダラ反作用で画面端に移動してしまうと敵弾が避けられなくなると云うw*2

しかしながら、その目に余る酷い仕様が、ゲームシステムと相まってなんとも云えない別次元のゲーム性を生み出してゐたりします。確かに、怒りたくなる仕様なんですが、通常の仕様のゲームでは味わえないゲーム性を出してゐると云うか。辛く高い壁はありますが、それを乗り越えると、未知の喜びが見えてきます。乗り越えた労力に見合った喜びかは疑問ですけどw

なんか、酷評してゐるようにしか読めないのですが、ワタクシ個人としては休みを一日潰し…楽しませてもらえた良ゲーだと思いました。

*1:キーボードで遊ぶと上下移動できるとかw

*2:因みに、新バージョンでは改善されてるそうですが。