俺の屍を越えてゆけ

短命と種絶の呪いを受けた一族が、神と交わり子孫を増やし、元凶である朱点童子討伐を目的とするゲーム。

超今更なんですけど、やってました。難易度設定がありまして、最高ランクで遊んでいましたが、時間的な問題を感じてきたので、8割がた進んだあたりから最低に落として無理やりクリアしました。

一応、RPGを銘打ってますが、純然たるSLGだと感じました。これまたやったことないですが、ダビスタを引き合いに出されることも多いですしね。ストーリー性は殆ど皆無で、目標達成(ボスキャラ撃破)のためにひたすら模索と実践の繰り返し。ポイントはここを楽しめるかどうか、ですかね。

効率のよい(経験値稼ぎ)システムを自分なりに組み、実践するのはとても楽しかったのですけど、そこでネックになる部分があったような。ワタクシは経験値稼ぎが面倒なので、経験値の高いボスキャラが主なエサとなります。で、ボスキャラは1年毎に復活すると。さらに、1年そこらでキャラクタが死んでしまうので、定期的に子供をつくる、と。結果、おのずと1年のスケジューリングが見えてくるわけなのですが、一度効率のよいスケジュールを組んでしまうと、そこから抜け出せなくなってしまうのですよね。キャラが少しずつ育ってゆくのはありますが、作業としては毎年同じで、流石に飽きてしまいます。

また、システマティックになるに従い、どんどん生まれる子供がまるで歯車のように感じてきます。すぐ死んでしまうとはいえ、多少なりとも感情移入するのが大事だと思うのですけど…。

と、思いきや、エンディングで今までに生まれてきた子供たちが列挙されるのですが、何十人と居る子供、全部憶えていたんですね。超つかえるやつ、超役立たずのやつ、勿論いろいろ居ましたけど、みんな可愛い子供です。歯車みたいに思ってたやつらが、思い入れのある子供に見えたのはちょっとびっくりしました。

でも、確かにエンディングで感じた感慨は好かったですけど、それでも途中で感情移入できるつくりにして欲しかったなぁ。