考えれ

色々グダグダ書いたりもしたのですが、面倒だからシンプルに。

創作をやってるとすぐに夢見がちになるので、冷静な指摘を頂くことがよくあります。ひとりよがりなんじゃないか、とか、もう少し他人に歩み寄ってはどうか、とか。こう云うのを蹴散らす必殺技があって、「俺が好きで創作やってるんだからいいんだよ。ほっといてくれ。」と。まあ、この結論に達すること自体は別によくあるし、趣味の創作なんて詰まるところこれに尽きる。なんだけど、これを云ったら大抵は負け戦であるよ。本人だけじゃなくて、周りも巻き込んで三方百両損くらい。一度堪えて省みて欲しい。

必殺技といっても、無闇に振り回しただけじゃ人は殺せなくて、人を殺すには間合いに踏み込んで腰を入れてバッサリやらないとダメなんですよ。その言葉はホントに自分の気持ちを代弁したものなのかと。大抵は、指摘されたことってのは本人が一番よく判ってて、足りてないと感じていることだったりするわけです。そんな浮ついた姿勢で技を出しても相手は殺せないし、中途半端に自分も傷つくだけで終わってしまう。もうちょっと考えてみろよと。

つうか、創作近辺って、「素晴らしい創作」をみんな目指しているのがややこしさを増している気がします。「誰にでも理解できて、とても面白い創作」って誰が聞いても良い言葉なんですけど、ちょっと待ってください、そんな一元的に判断できる話じゃないと思うのです。創作って、「一般的な受け手が感じたいこと」「送り手が受け手に伝えたいこと」「送り手が受け手の立場で感じたいこと」…など、立場なんかでも様々な価値基準があって、それぞれ達成するのに労力が必要なんです。それを有限な時間で優先順位つけて捌いていくことを考えると、その答えは千差万別でそう簡単に決められることでは無い筈です。そんな、ちょっと口を挟まれたことに対して返す刀で反射するだけでは、ね。

ちょっとね、自分の周りの状況なんかを整理してみて、どう進むべきなのかを考えてみて欲しいのですよ。別にその時の気分によって変わるでしょうし、悩むことも沢山あるでしょうけど、ちゃんと考えて答えを決めたならそれが正解だし、誰の口も挟めるようなものじゃないと思うのですよ。


って云う感じのことがヘル界隈でよくループしてて、それを受けてのエントリかと邪推されそうな感じでもあるのですが、違うんですよ、私はこの言葉を2〜3年くらい前からずーっと伝えたい相手がいて、0でもなんか即必殺技返しされそうで、なんとかならんかなーってヤキモキしてるんです。考え過ぎか?

…と思って書いたんだけど、ちょっと違う気もする。んー。わかんね。