マルドゥックスクランブル

ずいぶん前に薦められた本、面白そうだから探してたんですが、結局古本屋で見つけられなかったので仕方なく新品で買った*1。今読み途中の段階では「スーパー娘っ子がウルトラ能力で大暴れ」みたいな感じ。周囲空間の状態を鋭敏に知覚したり干渉したりつうハイパー能力の描写が魅力的で面白いのですがさておき。

人間の皮膚感覚から得られる空間認識も、超能力ほどでは無いですが、相当のものがありますよね。つうか、多いか少ないかなんて相対的な価値ってあまり大したことじゃないのでは無いのではないかと。まあ、私はワリと恵まれた身体を貰っているのですが、それだって100mを10秒で走れるひとより不自由だし、円周率を5億桁云えるひとより不自由だし、腕が5本あるひとより不自由な身体なんですよ。でも別に不満無いし。そういうものなのかなぁって。

私は、4次元絵って知覚できないから鑑賞できないのです。が、3次元に身を置いて2次元絵を見てそれがつまらないものかと云うとそんなことは無く、十分に無限の世界広がる余地があるわけです。べ、別に4次元絵が鑑賞できないからって、く、口惜しくなんか無いんだからね!いや、口惜しいです。口惜しいけど、まあ、見れないならそれはそれでいいかな、って程度です。

つうことで、収束が見えなくなって参りましたが、「人間足るを知るがふがふが」みたいな結論でおk。

*1:いちおうクリエイティブ側に身を置いてみたい人間としてはこの感覚は危険だと思う