ぽりもふぃずむ

しばらく、他人の書いたアプリのメンテをしている毎日。とある若者の書いたモジュールが、条件とか状態によって全く異なる挙動を示し、何が起こるか手がつけられないとか面白かった。これもある意味ポリモーフィズム(多態)か。別にこれはオブジェクト指向とかしようとしたんじゃなくて、単なる若気の至りだと思いますが、穿ってみるとOOとかも無理解で使うと単に品質が落ちるだけというのを示唆しているのかもしれんなぁ。

因みに、多態とは、オブジェクトが自身の種類や状態なんかによって適切に処理を行うこと。例えば、乗り物クラス「車」「電車」「飛行機」などは、全く異なるオブジェクト同士であるのだけれども、それぞれに「目的地へGO」というメソッド(操作)を設定しておけば、使用者はとりあえず乗り物に乗って「目的地へGO」とすれば適切に動くというあんばい。乗り物の仕様とか操作方法なんかはオブジェクト自身に任せてしまえば、使用者は理解する必要がないわけだ。今回の件は、触る時にどんな振る舞いが起こるかが全く予想できないため、条件、状態をこと細やかに管理して使用しなければならなかった、つまり真逆ですな。