Wiiリモコンはクソゲー

と云う切り口で妄想してたのだが、まとまらないのでぶちまけておく。

この世の中に棒状のデバイスは沢山ある。これらを模倣できるwiiリモコンは素晴らしい!というような話がどっかにあった。

いやいやいや。甘い甘い甘い。そんなのは、「テニスが出来ないからゲームで仮想体験!」とか数ある趣味の中でたまたまゲームを選択して遊ぶ人たちの発想なのですよ。ゲームが唯一無二の趣味である業の深い我々は、「ゲームならではの体験!ゲームでしか味わえない刺激!」が欲しいわけですよ。太鼓叩きなんて現実にあるような娯楽をゲーム中で再現する必要は無いんです。実際に太鼓を叩けばいいんですから。ちゃうねん、ちゃうねん。俺たちは現実で人を殺すことが赦されていないから、ゲーム中でこその殺人を楽しんでるんですよ。わざわざゲームをするならば、現実に叶わない遊び。たとえるなら、腹から生えた第3の腕を駆使した格闘技!とか。

余談なんですが、知り合いの液さんがNHKでやってたとか仰ってたんですが、事故で腕を失った人に脳波で動くマニュピレータをくっつけておくと、人間はすぐに順応してまるで普通の手がくっついてるみたいに操作するんですって。だから、その流れで背中に2つばっかし腕をくっつけて生活してれば、すぐに「まるで生まれた時から腕が4本だったみたいに」暮らせるわけです。

つうか、十字キーにボタン2こなんていう、貧弱なデバイスを使って、画面中のキャラクタをまるで生きてるみたいに、自分の手足の延長みたいに操作してたわけじゃないですか。そこに、ワタシは人間の可能性を感じてゐるのですが。

そんなわけで、「現実のデバイスを模倣しやすいデバイス」がかえって新たな操作感覚の模索の妨げになってしまわないかがちょと心配だったりしなかったり。そんな感じで。