この世の果てで恋を歌う少女YU−NO

なんか急にやってみた。いにしえのエロゲマッシーン、国民機PC98の後期に発表されたADVだ。あらゆる意味で挑戦的であり、現在においてもプレイしてみる価値はある、かな?(ADVはあまりやらんので知りません)

個人的には、システム部分に惹かれてみた。今ではありふれた多分岐型のADVなんだが、フラグ管理と云ったゲーム的な部分を明示的に、前面に出してゐる。基本的に攻略娘毎に「花子ちゃんルート」「芳子ルート」と大まかなルートが存在するのだが、途中で花子から芳子にシフトする分岐もある。そこで最近はよく見受けられる、今まで辿った分岐の履歴と、現在位置を示すグラフ(マップ)を利用して、「ここから芳子ルートにシフトするには、話の流れからこう云う行動をとれば好いに違いない!」みたいな戦略を立てるのが楽しい。フラグの多くがアイテムで立ったりするので、「フラグが立ちました!おめでとーございまーす!」みたいな気分もよい。ちうか、アレだ、このプレイ感覚はWIZで方眼紙にマップ作ってる楽しさだ。なんつうか、テクストいらねぇ。テクストはWIZの迷宮画像に過ぎなかったわけですよ。つまり、ゲームの進行を肌で感じる(重要な)インターフェースに違いないのですが、プレイの証たる結果は方眼紙の上ぇーみたいな(判りづらいか)。テクストやキャラ画像と云ったリソース部分に興味が持てなくて、ゲームの抽象的な楽しさみたいな部分に関心が行きがちなワタクシの感想と云うかー。やっぱ、ワタクシ、ADVは好きなジャンルでは無いのでしょうね。

や、矢鱈に風呂敷広げまくりのストーリーテリングに関心が無かったと云えばウソになりますけどー。云いたい事は沢山あるのですが、長くなるので、以上。

次は「プリズマティカゼーション(だったか?)」をやったら楽しいのかも。